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報告第39回公木忌 令和四年3月26日

 令和になって最初の公木忌が3月26日、上野池端の東天紅で開催されました。コロナ禍により中止、もしくは誌上開催の経てようやくの実施です。今年の松村英一研究発表は石川県小松市の本田守氏。「松村英一と尾山篤二郎」と題しての聞き応えのある60分でした。金沢出身の尾山篤二郎。値英一とは同年齢で創生期の「国民文学」を支えた一人でした。破天荒な生き方を貫いた篤二郎でしたが、英一とは肝胆相照らす仲。終生の友情を持ち続けました。来年は篤二郎没後60年。本田氏は石川県の地元紙北國新聞の文化欄でも篤二郎について語られており、来年の「尾山篤二郎回顧」が楽しみです。

 

 

   本田守氏

 

第五十七回国民文学全国大会埼玉大会

於 東京・千代田区ルポール麹町 平成29年8月27日~28日

 

 8月27日から28日の二日間に渡り、国民文学全国大会埼玉大会が東京千代田区のルポール麹町で開催された。57回目になる今年は121首の詠草作品が応募。第一回から参加している橫山岩男発行人と埼玉大会責任者の御供平佶編集人挨拶のあと早速歌会が始まり、六人の選者と百名余の参加者のによる、自由で活発な議論が展開した。また埼玉在住の歌人大河原惇行氏(「短歌21世紀」代表)、藤島秀憲氏(「心の花」編集委員)の二人が「伝統と現代短歌について」を議題に講演。写実をめぐる考察や松村英一の試論など作歌を続ける参加会員にとって示唆に富むものとなった。選者十首選、互選作を発表後に散会した。次回は愛知で開催する予定。    

千代國一生誕百年の会

於 平河町・ルポール麹町 平成28年10月31日

 前代表の千代國一(1916~2011)が生誕百年を迎えるたことを機会にその業績と人柄を縁のある歌人や歌壇関係者130余名が集まりました(於 ホテル・ルポール麹町)。30代から90代までと世代を超えた人々が講演に耳を傾け、そして食事をしながらかつての交友や薫陶を回顧する時を過ごしました。『鳥の棲む樹』から『師の花吾が花』までの変遷、老いを見詰める視線に、企業経営陣として組合に対峙した作品、若い歌人に映った國一など、社外の少し距離を置いた立ち位置から見た歌人千代國一の評価が新鮮でした。

第五六回国民文学全国大会

於 横浜・新横浜国際ホテル 平成28年8月29日〜30日

 8月29日から30日の二日間、新横浜国際ホテルで全国大会が行われました。大会には選者、会員合わせて115人が参加し、提出した作品についての活発な議論が展開しました。作品は境涯詠や社会詠など歌のモチーフも多彩。充実した二日間でした。
 台風10号の関東上陸が予想されていましたが、会員の足に影響も少なく開催事務局も一安心でした。

 懇親会の後は当初予定した横浜の夜景を楽しむクルーズは市内の観光スポットのバスツアーに変更となりましたが、チャーターした2台のバスに乗り込んだ会員は赤レンガやみなと未来の美しい夜景を楽しみました

第三十四回公木忌

於 上野・東天紅 平成28年3月26

          「松村英一研究発表」金戸紀美子氏
          「松村英一研究発表」金戸紀美子氏

 歌人で短歌誌「国民文学」を主宰した松村英一(18891981)の人と業績を偲ぶ「公木忌」が326日、上野・東天紅で開かれました。公木忌は大正から昭和の歌壇で指導的役割を果たした松村英一の教えを直接受け、また系譜に連なる歌人たちが集うもので、今年で三十四回目。毎年国民文学会員による研究発表も行われ、今年は石川県小松市の歌人金戸紀美子氏が、「松村英一と北陸の歌人たち」と題して英一と交遊があった東與三郎(1875〜1946)ほか、北陸で交流のあった歌人たちを紹介。北陸に残した「英一山脈」に新たな視点と解釈を提示しました。国民文学がまだ創生期にあった昭和三年、英一が北陸に足を運び、地元の歌人と充実した歌会を重ねていたことが改めて確認されました。これが基盤となり後の国民文学小松支部歌会へとつながります。公木忌が行われる上野・東天紅は不忍池のほとりにあります。毎年この時期はソメイヨシノガ咲き盛り、花見客が賑わいます。今年はまだ二分咲きと花見客は少なめでしたが、外国人の観光客が数多く訪れていました。