短歌誌「国民文学」今月号1322号)

 

月刊の歌誌です。会員たちが詠んだ短歌の作品、批評、先人達の作品鑑賞、コラムなどを掲載しています。その他各地の歌会情報や全国大会のお『知らせなどの情報も。

活字になった自分の作品、仲間達の作品を鑑賞しながら上達のポイントを発見し歌を詠むことの楽しさを学びます。

2026年7月号


松村英一の歌(四五〇)

山吹の花のしどろになびき伏す谿より出でて日を仰ぎけり (奥多摩)        『初霜』

東京の夜の灯の見ゆと教へくれて小舎の寂しさ少年は言はず

春霞たなびきながら奥多摩の八谿吹き越す風ぞとよもす

山川の鳴瀬の音をききてよりまたくだるなり斑雪の上を  (天城山冬景)

牧柵(まきさく)をうてる草山あかるくて雨さへたのし濡れつつぞゆく  (赤城山)

芽山をくだりゆく友相共にかへり見て待つおくるわれらを

峡(かひ)の門(と)の狭きところより吹きあげて霧はみだれり枯尾根の上 

 

                                   (抄出 川口城司)

今月の選者の七月号より


御供 平佶

走り去る若さいつとき未来とはすぐさまに過去永遠の過去

未来と過去の境を今と呼び現在といふ無の瞬間を

永井 正子

唇に力籠めつつ児らが吹く口笛ややに揃ひ始めぬ

きらきらの眼にわが袖をそつと引く口笛聞けとぞひゆうと一音

吉田 直久

今年また桜のころとなりければ久しき花へひとり向かへり

入社の日も定年の日も咲きゐたりバス停の桜老いぬ我見て

佐伯雅司

駅のホームの老いたる桜の幹伐られ切り口ピンクに塗られてをりぬ

師の墓を訪ぬる人の多からむ左右の花筒不等に入る

 

                                (抄 吉田直久)

 

作品Ⅰ                                       

作品Ⅱ

作品Ⅲ                                       

作品Ⅳ                                       

  

 

松村英一の歌(四五〇)                                川口城司

 「空穂会」

 

『窪田空穂百首序』          窪田章一郎・馬場あき子・大下一真

                   三枝浩樹・藤井清・中井正義・畔上知時・吉田三郎

「空穂会に参加して」                            菊谷友子

 

 

 歌壇管見                                 岡本瑤子

 

 『千代國一の二百首』 (八)                  園部みつ江・中野たみ子

 

 間違えやすい文法(七)                           窪田司郎                  

 

 

秀歌逍遙㉗松村英一                             中井正義                              

 

 

 歌壇管見                                  岡本瑤子

 

『短歌とデザイン思考』 (25)                        吉田直久

 

昭和覚え書き(55)                              御供平佶

 

歌の師・歌の友 (82                             中野たみ子

 

ことばにまつわるあれやこれや(31)                      齋藤隆彦

 

 

 

 私の一首                                 浅野由美子

                               

「沈思翰藻通信」  №21                           吉田三郎

 

愛する人の死                                白田妙一

 

 

 卓上語                       秋山かね子・奥田富子・片山久子

 

 

作品批評                 鹿志村啓子・藤生徹・根岸いつ子・清野恵子

                    石田吉保・中田貴美恵・滝澤チズ子・濱田静江

 

歌壇の歌集

                

   転載歌

 

   第六十五回 国民文学全国大会 愛知大会

 

    歌会報・歌会一覧・国民文学年間予定表

     

    編集室だより・後記

 

    

                       表紙画 池田信一  カット 斉藤恵子・樋森直子